HRM協会:「心の経営」実践フォーラム 10/11月

第65回「心の経営」実践フォーラムを10月21日に開催し、講師に経営企画コンサルタントの高畠信一郎氏をお迎えし、「明治神宮の創建からみる日本人の気概」と題してお話しいただきました。

全国には8万ぐらい神社があると言われていますが、その中で、皇室に関わりあいが深いのが「神宮」です。明治神宮の創建は1920年11月1日。2020年開催される東京オリンピックで、丁度100年を迎えます。

明治神宮崩御から神宮創建国民運動へと発展していきました。全国の候補地の中から渋谷区代々木に決定され、代々木の杜(鎮守の森)70万平方メートルの境内には17万本の樹木、247種、草類352種、鳥類50種が生息しています。この背後には勤労奉仕団(森を一緒に造ろうと選ばれた11万人のボランティア)の一人ひとりが1本ずつ、植えていったそうです。100年、200年後を見据えた壮大な計画です。つまり、神社の森(杜)は永遠に続くものでなければならない。それには「自然林に近い状態をつくりあげる」ことであると。「天然の森」ではない、このような例は世界にはほとんどなく、海外からのお客様に賞賛されています。

本殿は日本を代表する建築家4名の内、3名が鉄筋で造ろうとしましたが、一番若手の建築家一人が「木造」を訴えました。結局最終的に、委員会では薄氷の差で本殿が「木造」に決定されました。自然との共存が、ここでも後年になって証明されました。日本人の叡智、使命感が凝縮されています。

最近、明治神宮はパワースポットとしても有名ですが、それは「古きよき日本人の想い」を形にしていった歴史との遭遇でもあるのです。

今後の行事としては、11月1日鎮座記念祭や11月3日例祭があり、また年間を通じて様々な行事があります。厳かな雰囲気を体験していただきたいと思います。

次回は11月18日(水)10時~パッションジャパン杉浦社長に「企業再生から情熱組織変革へ」の講話をいただきます。お時間ある方は是非ご来場ください。

一般社団法人HRM協会は、「心の経営」を実践している各界のリーダーをお招きし、混迷している社会に真正面から取り組み新たな道を一緒に静寂な中で考え、実践するフォーラムを開催しております。参加者はテーマにご興味のある方であればどなたでも参加できます。

詳細はFacebookをご覧ください。