ゲンツ・バキ(Genc Baki)

国籍: アルバニア                                            日本在住歴:25年                                            在籍企業:自営業                                            役職: IT運用管理                                                  専門分野:ITオペレーション、プロジェクトマネジメント、DR/BCP、日本語、日本文化・歴史、日本ビジネス概観                                            学歴/教育:電気機械工学                                             言語:アルバニア語(ネイティブ)、英語(ネイティブレベル)、日本語(上級)、イタリア語(上級)

日本の生活でのお気に入り: 日本では、一般的に人々は自分の言動に責任を持ち、期待される時間/品質の範囲内で任務を遂行するため、物事が円滑に進みます。プライベートでも職場でも、人との関わり合いにおいて、大人な対応がなされます。お互いを尊重し、相手のニーズ/好みを理解しようとすることに基づいて人間関係が形成されており、そういった部分を気に入っています。

日本でのお気に入りの訪問場所:鋸山の日本寺(千葉県館山市)です。房総半島の山奥に佇む秘境のお寺で、富士山を背景に東京湾が一望できる場所です。海風や、秋には紅葉を楽しみながら、静寂な境内の参道を、静かにハイキングできます。また、上野公園にはさまざまなアクティビティや見どころがあります。東京の真ん中にありながら、この公園は非常に大きく、美術館や自然博物館、寺院、大きな動物園、史跡、遊歩道、ピクニック場など、あらゆる楽しみ方を人々に提供しています。そして、東京で桜を楽しむのに最適な場所の 1 つでもあります。

略歴:アルバニアのティラナで JICA のプロジェクトに従事していた時、同プロジェクトのメンバーとして働いていた未来の妻となる女性と出会う。日本とアルバニアは遠く離れていたものの、その未来の妻に誘われて日本を訪れた結果、日本に恋をし、異文化交流を通して、日本及び日本人について知識を深めた。複数の IT 関連の技術資格を取得した後、ITの道に入り、エンジニアおよび運用管理として 20 年以上勤務。歴史、文化、外国語に情熱を傾けており (Baki氏にとって、これらは互いに密接に関係)、この3点をプラットフォームとして活用することで、自分の人生とキャリアを構築するために選んだ日本という国をよりよく理解し、相互理解を育みながら、海外と地域の人々の架け橋になりたいと考えている。

Baki氏はこう述べている;「結局はコミュニケーションなのです。世界中の人々が同じ人生の目標―幸福の追求、職業上の貢献、他者を助けること―を持っています。しかし、文化や言語の壁によってコミュニケーションが途絶えると、その関係性は「私たちは何をしなければならないか」から「それは誰のせいか」に変わってしまうリスクがあります。日本に長期在住している外国人は、日本と彼らの自国間の架け橋となるチャンスやその責任さえも、持っているのだと思います。」